Life of Metaverse
16:16 投稿先 Headline 投稿者 Sincrea Slade

photo by Takaru Hayabusa
THE SECOND TIMES : セガ、7月末でインターネットアドベンチャー〔iA〕を休止
http://www.secondtimes.net/news/japan/20095029_ia.html
THE SECOND TIMES : ダレットワールド、9/29をもってサービス終了
http://www.secondtimes.net/news/japan/20090623_dalettoworld.html
2つのメタバースがサービス終了となった。かたやセカンドライフは6度目の誕生日を迎えようとしていた。
実を言うと筆者はiAもダレットワールドも未体験だったりする。唯一meet-meはサービス開始からIDを持っている。
自分が知っている限りの知識で両サービスの特徴を挙げてみると
dalleto world
クライアント:Windows
鬼武者などをプロデュースした稲船氏が運営するカプコンの子会社が提供元。アバターの着せ替えや部屋の模様替えなどができる。部屋は世界とシームレスではない。落ちているコインを拾ったりしてワールド内通貨とする。
iA
クライアント:windows+IE
ダレットがカプコンならこちらはセガの運営。ウェブアドレスと連携したメタバースとWeblinに近い感じだろうか?ウェブアドレスを持っていれば自分の「アイランド」を作ることができる。戦闘が組み込まれているなどかなり異色のサービスだ。
両方とも企業のPR、広告収入+SNSという感じのモデルだろう。
この二つ、というより日本発のメタバースが何故ダメなのかを考えてみた。
ひとつはマルチプラットフォームではなかった点。両方とも日本国内限定(というか日本語ベース)のサービスであり、Windows限定だったことではないかと思う。iAはブラウザベースということで敷居が低そうに見え筆者も期待していたのだが、IE限定ではやはり限界があったように思う。
もうひとつはユーザージェネレイテッドメディアではないという点。ユーザーにコミュニケーションを取ってもらう場としては不十分ではないだろうか?両者ともに運営側がなにかを提供し続けなければいけないのはかなり厳しい。その中に企業とのタイアップも盛り込んで運営せねばならない。MMO-RPGなどはレベル1から最高レベルまでのロードマップをあらかじめ用意してから運営スタートすると思うが、上記のサービス上ではユーザーを楽しませることは希薄に思える。
2008年のメタバース系カンファレンスなどを読んで思ったのが、日本発のサービスはどれもこれも3D空間でのチャットを用いたコミュニケーションにしか見えなかった。
それならばわざわざ上記のサービスを用いなくても、各種メッセージサービスも出揃っているし、mixiなどのSNSでこと足りてしまうのではないだろうか?
HappyBirthday Secondlife!
日本発のメタバースとSLを比較しようと思った時にこの記事を思い出した。
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) – ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html
この中の一部を引用してみる。
僕はかなり長期的なトレンドや議論に興味があるんです。「この会社が出てきて面白いですよ」という個別の話は、僕以外の人が書けばいいと思ってま す。今もサバティカルで、お休み中。この本(シリコンバレーから将棋を観る)が出たので「サバティカルに入っていない」と勘違いする人もいるんだけどこの 本が出たのが間違いなんです。
今のネット空間について、意図することがあるから語ってないわけではありません。
とはいうものの残念に思っていることはあって。英語圏のネット空間と日本語圏のネット空間がずいぶん違う物になっちゃったなと。
この部分に関して思うことは、日本と英語圏ではネットで何かをしてもお金になりにくい点ではないかと思う。
たとえばこのサイトにこうやって記事を書いているが、これが即私のお小遣いに化けるわけではない。職業ブロガーも日本にはいると思うがごくごく少数で、「ブロガー」という肩書きの他に「芸能人」であるとか別の肩書きがないと難しいと思う。
たとえばPCゲームでは盛んなMODというものがある。有名なゲームをユーザーが改造してリリースするのだが、メーカーが製品化し、そのままプロのゲームデベロッパーになってしまうことも少なくない。
金額の大小にかかわらず、日本ではユーザーが行動を起こしてもそれがお金になったり、大学生が屋根裏で画期的な技術でなにかを作り、そのまま大企業になってしまったなどということはない。
だから英語圏の人々はフェイスブックで本名と自分の写真を掲載する。誰かが興味を持ってくれてそれがそのままチャンスになるのだから。セカンドライフでモノ作りをしている方はそんなアメリカ的な体験ができているのではないだろうか?
梅田氏は「日本のWEBは残念」と言うが、残念なのはWEBではないと思う。WEBは世界に繋がっているのだから。
そしてセカンドライフ6周年おめでとう!
そういえば・・・・そろそろX-iWorldがベータテストらしい。