SecondLife”NOT”Popularity, 7reasons.

02:32 投稿先 Column, Headline, Tool 投稿者 Sincrea Slade

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筆者が記憶している限り、一番初めにSLを叩き始めたのはITmediaだったと思う。

「セカンドライフ不人気の7つの理由」from:ITmedia

ITmediaでSL関連の連載を持っていた岡田記者が突然批判を書いたのでかなりの衝撃があったと思う。(参考:はてなブックマーク

しかし、またITmediaにこの過去の記事(2007年3月)を再検証する記事がこのタイミングで上がってきたのだ。同様にSLの今を考える記事もあがり、Yahooニュースに掲載された。

GRIDINSIDEの視点でも改めて検証してみようと思う。項目は以下の7点だ。

  1. 始めるまでの手続きが面倒
  2. 要求PCスペックが高い
  3. 操作が難しすぎる
  4. 何をしていいか分からない
  5. 何をするにもお金がいる
  6. 右も左も広告だらけ
  7. 人気の場所はエロかギャンブル

1.始めるまでの手続きが面倒

アカウントを作成し、クライアントをダウンロードする。ここまでは他に類似のサービスがいくらでもある。日本語のローカライズも確か2007年の秋ごろには完了していたはずである。ここから先はもう始まっているとするならば、始めるまではワンクリックとは言わないまでも特に問題はないはずだ。登録に使ったメールアドレスを忘れたとか、IDにあたるアバター名を忘れたなどは論外とさせていただく。

アバターのデザインだが、このいわゆる「デフォアバ」は参加しているユーザーから見れば、一発で初心者と見抜けるという隠れた機能性?を持っているともいえなくもない。おそらくだが、また「デフォアバ」の内容もかわってくるだろう。いまではこんな格好もできますよ、というカタログとしては解りやすいと思う。(

アバター名に日本人向けの苗字が少ないとあるが、全体の割合から見ればそうでもないように思えるし、日本人向けの苗字が必ずしも必要かと思うとあまり重要とは思えない。当時はここを読んで日本人だけに向けたサービスではないのになと思った。

2.要求PCスペックが高い

これは時代の流れもあるのだろう。3Dでオンラインで遊べるものなら普及モデルでは厳しいのが2007年は当然だった。PCで最先端のゲームを遊ぶことは今も昔も敷居が高い。GeForceの最新ボードを4枚刺さないと最大のクオリティでは遊べないタイトルもあったりする。

しかしSLは2年経っても最低ラインのスペックに変更はない。ウインドライトが採用されても変わっていないのだ。ライトに遊べるMMO-RPGが動くスペックなら気軽にSLを始めることができる。これは、3Dグラフィックスを使ったオンラインタイトルの中ではかなり敷居が低い。記事でも触れられているが、いまやネットブックでもそこまでのスペックを持つようになってしまったのだ。

3.操作が難しすぎる

SLの操作は簡単か?と言われれば、簡単とは言いにくい。移動、コミュニケーション、アピアランスの変更、インベントリの扱いなど多岐に渡る。Advancedメニューなども含めて、全て理解している人がどれほどいるのだろうか。

しかし、オルタネイトビューアも含めてだが3Dマウス対応実験が行われたり、思い切り簡略化したものというのなかなかない。逆に考えればSLはこれでいいんだという割り切りすら感じられる。

そこで思ったのだが、オリエンテーションアイランドがある。基本的な操作方法などを教えてくれるあの場所だ。筆者がアカウントを作った初日は、スタート地点で松明を持って世界各国の挨拶が飛び交うその場所にずっと座っていた。

ある意味であれは、ふるい落としなんじゃないだろうか?中学1年生で部活に入って、素振りばっかりやらされる期間が続くのと同じ意図があの場所にあったとしたら・・・などと今は思っている。

4.何をしていいか分からない

これは根本的にSLを誤解させていると思う。今回のITmediaの記事の中では「さらに深刻化」とあるが、当マガジンとしてはこちらのエントリを参照されたい。

inside the world

何をしていいかわからないなら、サービスを提供するリンデンラボもあなたが何をしたいか分からないだろう。提供されるのはシナリオのない世界だ。だからこそ、セカンドライフという名前なのだから。

5.何をするにもお金がいる

答えはNOだ。自分の財布の中の現金を使うことなく楽しめる。しかし楽しみ方が変われば現金も必要になる。実際にそのように楽しんでいるユーザーもいるし、稀な例だが、そのまま自分専用のSIMを買えるまでになったユーザーもいる。

ただ、ある程度自分で現金をL$に替えることに慣れていたほうが楽しめる向きもあるし、クリエイターが気軽に利益を得られるこのシステムは素晴らしいと思う。

6.右も左も広告だらけ

広告といっても様々だ。SIMひとつを広告としているところもあれば、システム的に用意されたクラシファイド広告、友達の区画へ案内するTP看板、メインランドの空き地でグルグル回っている売り看板など。

これが不思議なもので、SLに慣れれば慣れるほどInworldの広告が邪魔なものには見えなくなってくる。逆に便利に見えてしまう。本当に邪魔なのはメインランドの極小区画に並ぶ広告(リンデンラボが対策をしまくっているアレだ)ぐらいなものだ。

7.人気の場所はエロかギャンブル

リアルでも同じでしょ?・・・と片付けてしまうのもアレなので一応書いておくが、ギャンブルは2007年に廃止された。今Zyngoというゲームが流行っているがあれは問題がないようだ。アダルトコンテンツには規制が入り、見たくないユーザーは遮断することができる。

と・・・書くとITmediaそのままなので、ひとつ突っ込みをいれておく。

「人気の場所」とはなんだろう?単純に地図で見て人が多いところだろうか?通常人が居る場所は緑色で表示されるが、今度からAWAYのアバターのいる場所を灰色で表示してもらえないだろうか。

リンデンもそろそろトラフィックボットに対する規制を始めるようなので、この勘違いも解消されればいいのだが。

総評

セカンドライフとはどういうものなのかが、少し理解を得られたのではないかと思う。2007年の日本におけるSLフィーバーがそもそも間違いだらけだったわけで、今もう一度見つめる機会にきている。

だからといって間違いだらけの第2次ブームなんかはごめんだ。